34歳、本業は飲食店でパート勤務。
時間も体力もまだ少し余裕があったので、掛け持ちできる仕事を探した。
けれど、そう簡単には見つからない。
私が住んでいる田舎にはそもそも求人数が少なく、車が必須だったりといろいろ選択肢が限られているからだ。
毎日の仕事探しにストレスを感じ、「いっそ在宅で仕事をやろうかな」と考えた。
ここから、私の副業Webライター人生の始まり。
クラウドワークスとの出会い、副業を始める。
在宅ワークを調べていて、初めてクラウドワークスの存在を知った。
さらに調べると、
「Webライターなら未経験でも始められる」
という情報を見つけた。
そこからの私は一気にやる気になった。
事務経験もPCスキルもなし、Webライターのことを何も知らない、完全に未経験の状態から10日間、毎日5時間ほどYouTubeで勉強した。
Googleドキュメントの使い方も覚え、プロフィールを書き、応募文を作り、ひたすら案件へ応募し続けた。
そして、Webライターを始めて約2週間。
ついに初案件を獲得した。
契約通知が届いた瞬間は嬉しかった。
「やっと仕事できる。」
あの時の感情は今でもよく覚えている。
初案件は「FX口座開設マニュアル作成」だった
※この記事の途中に、実際に私が応募した案件の概要文と、口座開設画面のスクリーンショット画像を掲載している。同じような案件を見かけたら、一度立ち止まって確認してほしい。
案件内容
記念すべき初案件の内容は、
**「FX口座開設手順書の作成」**だった。
当時の私は、そもそもFXについて何も知らなかった。
送られてきたマニュアルも丁寧で、
「初心者でもできます」
という説明付き。
※以下は、私が実際に受注した案件の一部です。
①仕事内容
ごく普通のWebライティング案件に見える。
丁寧な指示書を見て、当時の私は安心してしまった。
今振り返ると、「実際に口座を開設してください。」という時点で、一度立ち止まるべきだったと思う。

初案件だったこともあり、張り切って案件に取り組んだ。
実際に自分で口座を開設し、スクリーンショットを撮影し、初心者にもわかりやすいよう記事を書いていく。
途中で、
「住所も入力するの?」
「口座番号まで?」
と手が止まった。
でも、『案件終了後にすぐ解約できます。』
そう書かれていた。
「まぁ、大丈夫だろう。」
そう自分に言い聞かせ、そのまま進めてしまった。
個人情報入力
②実際の口座開設画面
当時は記事を書くために必要だと思っていたが、結果的に個人情報をクライアントに渡してしまった。

後から知った真実
知ったときは本当に驚いた。
この案件は、FX口座開設を利用した個人情報収集型の詐欺案件だったのだ。

③当時の応募・契約人数
私だけではなく、これだけ多くの人数が契約していたことがわかる。
報酬は確かに支払われた。
でも同時に、私は自分の個人情報を差し出してしまっていた。
では、なぜ詐欺だと気付いたのか。
実は別のテスト案件で、「副業初心者が気を付けるべき詐欺案件」について記事を書く機会があった。
そのために情報を調べていると、
「FX口座開設案件」
という文字が目に飛び込んできた。
……
え?
私の初案件、それじゃん。
一瞬、思考が止まった。
「あれ詐欺だったの?」
ショックだった。
大きなショックだったが、「もうネタにするしかない。」とすぐに切り替えた。
落ち込んでも個人情報は戻ってこない。
だったら、この経験を誰かの役に立てよう。
結果的に、そのテスト案件は高評価をいただき、今では副業について話すときの鉄板エピソードになっている。
詐欺案件を経験したから今の私がいる
正直、自分の個人情報にどれほどの価値があったのかはわからない。
でも、あの経験は間違いなく今の私の財産になった。
副業初心者は、
「早く実績が欲しい。」
「初案件だから頑張りたい。」
そんな気持ちになりやすいと思う。
私もまったく同じだった。
だからこそ、詐欺案件は初心者を狙ってくる。
もしこの記事を読んでいるあなたが副業を始めたばかりなら、
「個人情報を入力してください。」
この一文が出てきたら、一度立ち止まってほしい。
焦らなくても案件は逃げない。
でも、一度渡した個人情報は戻ってこない。
私は失敗した。
だからこそ、この経験を発信して、同じ失敗をする人を1人でも減らしたいと思っている。
副業初心者が詐欺案件を見抜くためのポイント5つ
・個人情報の入力が必須になっていないか
・FX・証券・暗号資産などの口座開設が報酬の条件になっていないか
・「誰でも簡単」「すぐ稼げる」など、うますぎる条件ではないか
・不安を感じたら、案件名や募集内容を検索して口コミを確認する
・少しでも違和感があれば、応募・契約前に立ち止まる
そしていつか、
「あのときの損なんて安かった。」
そう笑って言えるくらい、Webライターとして成長してやろう。
今でも本気でそう思っている。
……しかし、本当の試練はここからだった。
活動開始2か月で、私はもうひとつのWebライターの現実を知ることになる。
次回、「活動開始2か月、クライアントとの戦い」
つづく。



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